私達は神の命令から逃げられない。
マルクスとエンゲルスは、社会主義を低次と高次にわけてそれぞれこう位置付けました。
社会主義の低次の段階では能力に応じて働き、働きに応じて受け取る。
福祉や教育や医療は収入に関係なく、当人や家族の必要なだけ受けられる。
社会主義の高次の段階では能力に応じて働き、必要に応じて受け取る。
もちろん、福祉や教育や医療は誰もが必要に応じて、そして、必要なだけ受けられる。
これはマルクスやエンゲルスが言い出しっぺではなく、聖書で神が命じている事なのです。
マルクスやエンゲルスのやった事は、聖書で神が命じた収入の低さで困る人が出ないよう惜しみなく助けろという命令からあれこれ理由をつけて逃げ回ってきた社会に実現可能だからやれと突き付けた事と言えるでしょう。
二人の著書は「空想から科学へ」と日本語では訳されるが、「理想主義から現実主義へ」と訳す方が、内容に合っています。
理想主義として社会主義思想を展開した人たちは何人もいるが、理想論の段階にとどまっていた限界もありました。
マルクスとエンゲルスは、それらの主張が理想論ではなく実現可能だと理論と科学によって示したと言えます。
マルクスやエンゲルスの思想を聖書の焼き直しと言う人もいるが、ならなぜ、資本主義はマルクスの呪いから逃げられないのでしょう。
福祉社会をどう実現するかの課題が突きつけられこの課題から逃れられない事自体、人間は神の命令から逃げられない事の証ではないのでしょうか。
どうでしょうか。
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