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宇宙定数の正体とは何でしょうか。

アインシュタインの宇宙定数は、膨張宇宙論の人達から再評価されつつあります。

宇宙定数は、アインシュタイン自身が勇み足だったと捨て去ろうとしたものでした。

アインシュタインにとって宇宙定数は、プランクにとってプランク定数が苦し紛れの産物であったように、苦肉の策であったからです。

自分の理論では一瞬にして宇宙が潰れてしまうと気が付いたアインシュタインは、辻褄を合わすために宇宙定数を導入したのです。

だから膨張宇宙が提案されるや否や、アインシュタインはそれに飛びついてしまったのです。

時は物理学理論にとって激動の時代、新しい発見の前に無力をさらけ出した既存の理論に代わる新しい理論が求められていました。

アインシュタインの相対性理論や、プランク定数の発見に始まる量子力学の誕生、人々は新しい動きについていくのがやっとだったのです。

そこへ引力と大きさが同じで向きが反対な宇宙定数の提唱、宇宙定数とはつまり重力には斥力もあると言っているに等しい破天荒な提唱だったのです。

これまで誰も、重力に斥力があるなどと観測したことはありません。

アインシュタインの重力理論にニュートン力学を応用すれば、引力と宇宙定数の関係は作用反作用の法則で説明が付くと突っ込みもできたはずです。

しかし既存の理論は新しい現象の前に連戦連敗、とてもニュートン力学でアインシュタインの相対性理論に突っ込みをいれる猛者が出てこれる状況ではありません。

まして常識外れの斥力を誰が擁護するでしょう。

だがここに不思議な事があります。

重力波の式は電磁波の式と、同じ形式だと言うのです。

電磁波では、電気の波と磁気の波が交互に発生しながら伝播していきます。

重力波はどうなのでしょう。

一般相対性理論では、重力は質量によって生じる時空の歪みです。

質量はどのようにして、時空を歪めるのでしょうか。

量子力学では、あらゆる素粒子に波動があるとされます。

そして素粒子の振動は、絶対零度でも止まることはないのです。

ならば、素粒子は常に時空を振動させているはずです。

量子力学ではありとあらゆる質量に、固有の振動があるとされます。

と言う事は質量の振動によって時空は常に振動し、極めて微小な重力波が絶えず発生し伝播しているのではないでしょうか。

重力波は質量の振動によって生じるわけだが、その動きは質量による時空に対する斥力のオンとオフであるはずです。

宇宙定数の正体とは振動が引き起こす質量による斥力のオンによって生じる波であり、引力の正体とは振動が引き起こす質量による斥力のオフによって引き出される時空の復元力によって生じる波である、と見たらどうでしょうか。

重力波とは、斥力の波と引力の波の交互の発生によって伝播している波なのではないでしょうか。

重力と加速度は区別がつかないなら、重力波の斥力成分と膨張の加速度は区別がつかないはずです。

遠方に行くほど光の赤方偏移が大きくなる現象は、重力波を構成する斥力のベクトル合成がやらかした悪ふざけの結果かもしれません。

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