正にメイドインジャパンな怪獣がゴジラだ。
背中から伝わるメッセージについて思っていると、何故か急にゴジラを考えたくなりました。
ゴジラの背中はそこはかとなく哀愁が漂う、声は恐ろしいはずなのに何故か切なさ悲しさ虚しさやるせなさを感じる、それでいて物凄く力強いのです。
キャラクターとしても、生き物感が満載で、かっこいいのに洗練されないで、むしろ泥臭くさえあるのです。
ゴジラは、国境を越えて愛されるキャラクターでもあります。
人は皆何かしら、乗り越えたい突き破って進みたい、でもなかなか難しいので苦労している課題を抱えているのではないでしょうか。
ゴジラは力強くさまざま障害を突き破って突破していくのに、その背中には哀愁が漂い、声は物悲しいのです。
ゴジラは、怖いはず、恐ろしいはず、なのにいつの間にかその進んでいく姿に共感している人達が多いのかもしれません。
ゴジラは親しまれるあまりに、子供がいる設定にさえもなります。
もしも、ゴジラがふんぞり返り勝ち誇った雄叫びをあげる見た目も洗練されたかっこいいキャラクターだったら、ここまで愛される存在にはなっていないでしょう。
強いのに怖いのに恐ろしいのに、妙に謙虚ささえ感じてしまうゴジラ。
実るほど頭が下がる稲穂かな、ゴジラほどこの諺がピンとくる怪獣もある意味珍しく貴重でさえあります。
ゴジラは日本でなければ、決して生まれない怪獣ではないでしょうか。
やはり不思議な国、日本ですね。
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