ミソジニーとは何か、どうしたら乗り越えられるのか、考えてみた。
ミソジニーは克服されなければならない、悪しき古い習慣です。
克服のために多数派になりたいなら、どうしたらよいのでしょう。
ミソジニーは、女性に対する蔑視を表現する言葉として理解されるようですが、一筋縄ではいかないのです。
しばしば、女性の重用としても、あらわれるからです。
女性の蔑視と重用、一見すると矛盾しているように思えます。
ところが家父長制の中では、矛盾しないのです。
「父権制」とも言われる「家父長制(かふちょうせい)」は、家長権(家族と家族員に対する統率権)が男性たる家父長に集中している家族の形態です。
古代ローマにその典型を見ることができるが、日本の多くの組織や集団にも根強く残って、ミソジニーやセクハラなど否定的現象を引き起こしているのです。
「ミソジニー」とは、「家父長制」に対して女性が結束しないように分断を持ち込む行為なのです。
家父長制は女性に対する男性の上位を、意味します。
けれど、男性の中にも上下があり、男性の多数もまた家父長への服従を求められているのです。
女性はこの秩序の中で重用されたいならば、家父長への忠誠を示さなければなりません。
家父長への忠誠を示すなら、女性であっても優遇される立場になれるのです。
だが、優遇されたように見える女性と言えども男性への服従を強いられた立場には違いないのです。
彼女達もまた、さりげなく不満を聞き出して反乱予備軍に巧みに引き入れるべき存在であるのです。
一握りの人達による家父長的支配に対する男性達の不満もまた、どんどん聞き出して彼らをミソジニーとの戦いの味方に引き入れるべきです。
心から同情されて裏切り者になる人は、少ないのです。
何か家父長制に対する不満があるか問うのではなく、労いの言葉で自尊心を尊重するのが良いでしょう。
服従を強いられた人々は、知らず知らずのうちに卑屈な気持ちになっているからです。
その卑屈な気持ちを、謙遜だと思い込んで何とかして自尊心を満足させようとしているのです。
その偽りの自尊心を、心からの自尊心に変えてもらう手間はかかるが大切な行為です。
何度か繰り返して信頼されるなら、本音は当人の口から自然と出て来るものです。
粘り強く不満をさりげなく聞き出して一人一人順繰りに味方につけ、満を持して行動に出た方が良いでしょう。
身近な集団や組織から、変えていきましょう。
家父長制的支配の中で沈黙や服従を強いられた男性の不満のはけ口として、女性は位置付けられてきたのです。
ミソジニーと戦うなら、沈黙や服従を強いられた男性達は味方にするべき人々なのです。
政治は力関係で決まり力関係は数で決まるから、ここは絶対に抑えるべき要点です。
「ミソジニー」と効果的に戦いたいと思っている人達は、「ミソジニー」と「家父長制」との関連をちゃんとつかんだ方が良いでしょう。
「家父長制」の下で若さや経験不足などを理由に沈黙と服従を強いられている男性との共同や協力が、絶対に必要になるからです。
家父長制の犠牲者が、性別を超えて協力し共同してこそ、ミソジニーは克服できるでしょう。
そして、その主役は私達一人一人です。
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