力士は古代メソポタミアからのメッセンジャーなのでしょうか。
古代メソポタミアに始まる相撲は、西方へはレスリングとなって伝わるが、東方へは相撲として伝わるのです。
もっとも南アジアへは、ムエタイなどのように独特な展開をしています。
アジアへは相撲として伝わると言っても、大陸ではモンゴル相撲などのようにメソポタミアの原型から離れた様式になっております。
メソポタミアの原型を最もよく伝えるのは、日本の相撲です。
回しをつけ髷を結っている姿は、メソポタミアの時代からほとんど変わらないのです。
力士の髷は大銀杏(おおいちょう)と呼ばれるが、形が似ているからそう呼ばれるだけです。
ならば力士の髷は、古代メソポタミアでは何を表しているのでしょう。
回しが蛇の目の象徴と見れば、髷は蛇を表しているのかもしれません。
二人の力士は、一対の蛇の象徴なのでしょうか。
四角い土俵に丸が俵で表現されているのは、陰陽の地と天に対応すると解釈できます。
俵の丸は蛇の目とも、されています。
そうなりますと、二人の力士は絡まり合う蛇の象徴となります。
四角い土俵と丸い蛇の目を、それぞれ定規とコンパスと見たらどうなるでしょう。
陰陽に対応している西と東に配される二人の力士は、女媧と伏羲に対応しているのでしょうか。
面白いのは、イザナミとイザナギの「ナミ」と「ナギ」は蛇を表す「ナーガ」の転訛と見る解釈がある事です。
イザナミとイザナギを女媧と伏羲と見れば、二人の力士は女媧と伏羲になぞらえてもいいのでしょうか。
土俵とは、女媧と伏羲としてのイザナミとイザナギを祀る社(やしろ)なのでしょうか。
この解釈を逆にメソポタミアの方にもっていって良いとするなら、古代メソポタミアの力士達もまた女媧と伏羲の象徴だったのでしょうか。
女媧と伏羲のルーツもまた、中東に遡れるのですから。
相撲とは、イザナミとイザナギによって日本の国が始まったと今の私達に伝える神事なのでしょうか。
そしてまた、日本のルーツは中東にあると言いたいのでしょうか。
相撲の奥は、まだまだ深そうです。
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