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2023年10月

原子や分子が安定的に存在できているのは、赤方偏移の原因が宇宙定数であって宇宙の膨張ではないからだろう。

膨張宇宙論でいつも引っかかっているのは、時空が膨張していると言うなら何で原子の中の時空は安定的なんだと言う疑問だ。

宇宙に存在している物質を取り巻くように、ダークマターやダークエネルギーがあるからだと返答が来る。

ならばダークマターやダークエネルギーとは何かと言えば、まだわからないと返答が来る。

ここで私は、アインシュタインが自分の議論では瞬間的に時空がつぶれるから宇宙定数を導入した逸話を思い出す。

宇宙定数とは引力と大きさが同じで反対向きに働く作用だが、力学の基礎理論には宇宙定数とそっくりなものがある。

作用と反作用だ。

ならば、引力と宇宙定数のどちらが作用でどちらが反作用なのだろうか。

物質が時空を歪める場合に、物質はどういう形で作用を時空に及ぼすのが自然だろうか。

押しのける作用では、ないだろうか。

ならば、宇宙定数こそが物質が時空に及ぼす作用の正体ではないだろうか。

宇宙定数は発散しているのに対して、時空が歪んだので生じる引力は中心に向かって収束している。

差引で現象として残りやすいのは、相対的に大きな作用である引力の方だろう。

物質と時空の間には、静的な安定ではなく動的な安定があり絶えず重力波が発生している。

通常の重力波は微細過ぎるので観測は容易ではないから、大きな重力波の発生するイベントにどうしても注目が集まっている。

引力でさえ微細なのだから、発散してしまう宇宙定数はなおさら微細なはずだ。

あまりに微細な宇宙定数でも、累積すれば馬鹿にならない大きさの作用になる。

それが膨張宇宙論の根拠とされている、赤方偏移ではないだろうか。

最近、原始ブラックホールの存在するかどうか議論になっている。

宇宙の質量の大きさなど、説明しやすいからだ。

宇宙が誕生した際の物質の分布に十分な大きさの揺らぎがあれば、可能性はもちろんあり得る。

しかし、原始ブラックホールが例え見つかるとしても膨張宇宙論の証拠だろうか。

見つかっている赤方偏移が宇宙定数の見せているいたずらで説明可能なら、膨張宇宙論の出る幕は無い。

 

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「迷惑をかけるな」と言う言葉を考えて見る。

あなたは「迷惑をかけるな」と言う言葉を、どういう意味で使っているだろうか。

もし、「甘えるな」という気持ちで言っているとしたらどういう場合に使っているだろうか。

「安易に頼るな」という気持ちで使っているなら、認識が足りない。

昔から言われる「迷惑をかけるな」と言うのは、治山治水などで技能不足で足を引っ張るなとか人から後ろ指刺されるまねをするなという事。

「村八分」が厳しい制裁になるのは、肩を寄会って互いに助け合っていなければ生きて行くのが容易ではないからだ。

だから「お陰様で」が、挨拶になるのだ。

誰もが、何らかの形で相互扶助のネットワークに繋がる。

つまり、誰かは誰かのお世話にどこかでなっている。

だから「お互い様」なのだ。

「迷惑をかけるな」とは、余計な負担をかけないように相手を気遣えと言う事。

「村八分」と「迷惑をかけるな」は、セットなのだ。

「迷惑をかけた」から、「村八分」になるのだ。

技能不足や後ろ指刺される事で迷惑をかけて、村八分になる。

技能は皆同じではないから、助け合って支え合って生きていく。

だから、助けは求めても良いが甘え上手になる必要があるのだ。

助けて欲しいなら、日頃から真面目に頑張っているとみんなに思われている方が良い。

そして、円滑な人間関係を持っている方が良い。

もし、まだ出来ていないならそういう関係を築こうと試みる方が良い。

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心の備えは出来ているだろうか。

新約聖書のマタイによる福音書には有名な「十人の乙女」の例えがあるが、これはイエスの再臨への備えの大切さを説いているとされている。
それは事実だが、心の備え全般の大切さを説く説話と見る事も出来る。

状況を甘く見て心の備えが無いと事態を乗り越えられないと言う例え、と見ればどうだろう。

市民と野党の共闘で政権交代を目指す取り組みは始まったばかりなので、すぐに勝利できると楽観する方が甘い。

政権への批判は強いがそのまま野党への政権交代への期待になっていないのは、これまで野党がまとまれなかったからだ。

本気が疑われている間は、野党の議席は伸びても政権交代には届かない。

市民と野党の共闘で政権交代を目指す取り組みは、日本が初めて体験する市民による市民のための革命だと言える。

多くの市民が自らが主役となって政治を動かす事に参加する、まさに日本史上初の事態を目の当たりにしているのだ。

そう簡単に行くはずがない。

経験から何を学ぶのか、問われている。

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