「迷惑をかけるな」と言う言葉を考えて見る。
あなたは「迷惑をかけるな」と言う言葉を、どういう意味で使っているだろうか。
もし、「甘えるな」という気持ちで言っているとしたらどういう場合に使っているだろうか。
「安易に頼るな」という気持ちで使っているなら、認識が足りない。
昔から言われる「迷惑をかけるな」と言うのは、治山治水などで技能不足で足を引っ張るなとか人から後ろ指刺されるまねをするなという事。
「村八分」が厳しい制裁になるのは、肩を寄会って互いに助け合っていなければ生きて行くのが容易ではないからだ。
だから「お陰様で」が、挨拶になるのだ。
誰もが、何らかの形で相互扶助のネットワークに繋がる。
つまり、誰かは誰かのお世話にどこかでなっている。
だから「お互い様」なのだ。
「迷惑をかけるな」とは、余計な負担をかけないように相手を気遣えと言う事。
「村八分」と「迷惑をかけるな」は、セットなのだ。
「迷惑をかけた」から、「村八分」になるのだ。
技能不足や後ろ指刺される事で迷惑をかけて、村八分になる。
技能は皆同じではないから、助け合って支え合って生きていく。
だから、助けは求めても良いが甘え上手になる必要があるのだ。
助けて欲しいなら、日頃から真面目に頑張っているとみんなに思われている方が良い。
そして、円滑な人間関係を持っている方が良い。
もし、まだ出来ていないならそういう関係を築こうと試みる方が良い。
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