ブラックホールの連鎖反応的爆発が宇宙誕生のカギを握る。
2021年12月25日に打ち上げられたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で、宇宙の夜明けとでもいうべき時期の酸素のような重元素ができる段階が想定より早いとか銀河や超巨大ブラックホールが想定より多いという観測結果が得られた。
そこで、従来の理論に見直しの必要が出てくる。
研究が、新しい段階だ。
膨張宇宙論では、宇宙誕生のあとインフレーションがあったとされる。
ということは、宇宙の密度はあまりないはずなのだ。
創世の8億年後とか4億年後には超巨大ブラックホールがあったと言うのは、成長に時間が足りない。
つまり、8億年や4億年後にも宇宙の密度は相当高かったことになる。
さらに酸素のような重元素も、誕生の5億年から7億年の間に今と同じくらいの割合になった。
もちろん銀河の数も、早い段階でたくさん生まれた。
これらの情報が物語るのは、宇宙の密度が誕生の段階でかなり高かったという事実だ。
宇宙には巨大なボイドがいたるところにあり、星々の集まる銀河などはボイドに挟まれた狭い領域に密集している。
これはどういうことなのか。
ボイドに挟まれたから、銀河などの誕生した領域ができたとしたらどうだろう。
つまり傍聴したボイドが物質を圧縮したから、私たちの宇宙が生まれたのだ。
ではなぜ、ボイドの膨張が始まったかだ。
私は、ブラックホールの爆発による衝撃波こそ原因になったと見ている。
重力は物質の持っている物質波によって生じ、無限の空間に光速度で伝わっている。
重力波の式は電磁波の式と、似た形式になる。
それは、引力は何らかの対になる作用と交互に発生していることを示している。
ブラックホールと対で発生するはずのホワイトホールは、見つかっていない。
もし、重力波が引力と斥力か交互に発生しながら伝播しているとしたらどうだろう。
物質は、ある範囲より先には収縮できないとなる。
極限まで圧縮された気体が爆発的な膨張をするように、極限まで圧縮された空間もまた爆発的な膨張をする。
これが連鎖反応的に全宇宙のブラックホールで起きれば、強力な衝撃波が生じる。
そして全天に無数のボイドと無数の圧縮された領域が生じ、圧縮された領域が天体を生じる。
そうしたら、高密度な空間なのでたくさんの銀河や多くの超巨大ブラックホールがうまれてもおかしくない。
物理法則から見ても、自然な筋書きなはず。
どうだろうか。
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