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アメリカの民主党と共和党をどう見る。



アメリカの民主党に幻想を持たない方が良いでしょうね。

南北戦争では奴隷主の党であったが、敗北によって支持基盤が弱体化したので新たな基盤を有色人種や労働者に乗り換えただけだからですよ。

支持基盤が有色人種や労働者になってはいるが、ヨーロッパの社民とは似て非なる党なのですよ。

一方のアメリカの共和党も、奴隷として雇用市場で流動性がない労働力を自由に使える労働力にしたいから南北戦争を仕掛けたので奴隷解放を掲げたから進歩的に見えるだけなのですよ。

ブルジョワジー主体の体質に取り残された層の反乱が、トランプ旋風なのですよ。

侮らない方が良いでしょうね。

共和党のトランプ旋風に近いのが、民主党のバーニーサンダースの一派です。

なんでバーニーサンダースは民主党でトランプ旋風のようにならないかと言えば、民主党支持層の中では急進左派で少数派だからなのです。

民主党の多数派は緩やかな変化を望む中間派なので、ある意味共和党にも親和性がある層だからです。

もし民主党がバーニーサンダースの一派から大統領候補を出せば、アメリカの政治に地殻変動が起こるかも知れません。

既得権益の勢力が、黙っていない可能性を見た方が良いでしょうね。

ケネディの二の舞もあり得るか、懸念はしています。

共和党の基本的な基盤はブルジョワジーだが、圧倒的多数は労働者層です。

トランプ旋風はブルジョワジー主体の共和党に取り残された層の反乱だから、かなりの範囲で広がっているでしょうね。

トランプ旋風が共和党を乗っ取る勢いがあるのは、そのためでしょうね。

私がトランプ旋風に危惧するのはアメリカ第一を優先し排他的になり、引きこもりになりかねないことなのです。

国際政治のいきなりの空白化は、混乱のもとになるからです。

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