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膨張したのは宇宙ではなくボイド構造の方だ。

重力とは、時空の歪みによってもたらされる現象に他ならない。

時空の歪みは何によるかと言えば、物質によってもたらされる力の作用によってである。

全ての物理的な存在は、力による作用が働けばまずその内にポテンシャルエネルギーが溜まる。

時空の歪みにも、当然ポテンシャルエネルギーの蓄積が伴うはずである。

そして、時空の歪みのポテンシャルエネルギーの解放は重力波として伝播している。

では、重力波は物質と時空の接する面からどのようにして発生しているのだろうか。

ド・ブロイの明らかにしたことにより、全ての物質には物質波があるとわかっている。

物質波は、絶対零度であっても止まらない振動による波である。

時空と物質の接する面には、絶えず物質の振動が持続している。

ということは、時空歪みによって溜まっているポテンシャルエネルギーの解放は物質表面の振動のタイミングに合わせて起きていることになる。

解放されているポテンシャルエネルギーの大きさは、蓄えられているポテンシャルエネルギーの大きさと物質表面の振動のエネルギーの大きさや間隔によって決まるのではないか。

そこで、小さくとも密度の高い中性子星などは強い重力を発生することになる。

解放された重力エネルギーは、物質と時空の接する面にも向かうがその反対方向にも向かうはずである。

そして重力は波として、時空を伝播する。

波としての重力波は、引力と斥力の交互の発生によって伝播するはずである。

遠方から来た電磁波の赤方偏移は、重力波の斥力作用によるエネルギーの減衰が引き起こした見かけ上の現象に過ぎない。

遠方からくる電磁波ほど、重力波の斥力作用によるエネルギーの減衰は大きくなるはずだからである。

ここからくる結論は、宇宙は膨張などしていないということだ。

観測される宇宙のほとんどの天体は、ボイド構造の隙間に集中している。

ならば、ここから推論されるのは膨張したのはボイド構造であり宇宙に存在する天体とはボイド構造の間で圧縮された時空に蓄えられたポテンシャルエネルギーの析出ではないかということである。

膨張宇宙論でいう宇宙の冷却とは、ボイド構造の成長の減速によって圧縮の圧力が減少したことによりもたらしたものだったのである。

無数の泡構造モデルも、マルチバースモデルも、無数に発生したボイド構造の間に宇宙の天体は発生したということを部分的に反映しているモデルに過ぎない。

追記

この続きは、

膨張宇宙論の難問の原因は重力波の解釈にあった。

で考察したので、参照して欲しい。

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