膨張宇宙論は「不合理なるが故にわれ信ず」「不条理なるが故に我信ず」という信仰告白とどこが違う。
「不合理ゆえにわれ信ず(ラテン語: Credo quia absurdum、クレド・クィア・アブスルドゥム)」は、 キリスト教神学者テルトゥリアヌスによる3世紀初頭の著作『キリストの肉について』の一部を要約した言葉である。
「不合理なるが故にわれ信ず」、「不条理なるが故に我信ず」などとも日本語訳される。
『De Carne Christi』(203-206年頃、「キリストの肉体について」)は、マルキオン、アペレス、ウァレンティヌス、アレクサンドロスのグノーシス主義に対するテルトゥリアヌスの論争的な作品である。
それは、キリストの体はマリアの処女の体から生まれた実際の人間の体であったが、人間の生殖によって生まれたのではないと主張している。
キリストの受肉を正当化する他の理由の中で、「『愚かな』肉体を選ぶことは、従来の知恵に対する[神の]意識的な拒絶の一部である」と述べ、「真の受肉がなければ、真の贖いはあり得ない...神が真の死と真の復活を持つためには、肉体がなければならない。(デ・カルネ・クリスティ、マヘ版)。
この作品には、prorsus credibile est, quia ineptum est(「それはすぐに信用できる。なぜなら、それはばかげているから」または「それは絶対に信じられるべきだ、それは不条理だから」]というフレーズが含まれており、これは一般的にCredo quia absurdum(「不条理だから信じる」)と言い換えられる。
現代の科学にも、「それはすぐに信用できる。なぜなら、それはばかげているから」または「それは絶対に信じられるべきだ、それは不条理だから」という言葉が聞こえてきそうな説が唱えられている。
量子力学などはそう言いたくなるような理論が満載だが、それでもこれらは技術として現代の生活や経済を支えているから信じざるを得ない。
問題は膨張宇宙論である。
赤方偏移が観測されたことから事実とされているが、どうしてそうなるかは未だに説得力のある解釈を提供されてはいない。
この膨張は空間に生じているとされるが、強い相互作用や弱い相互作用がなぜ未だに破綻しないのか解明されていないことは一般向けの解説で語られることはほとんどない。
膨張を遡れば最初の宇宙は一点に集中していたことになるが、これについても様々な説が出ていることも一般向けには沈黙されている。
致命的なのは膨張がなぜ起こったか、未だに説明できる理論が確定できる基準がないことだ。
振動宇宙論も展開されるが、メカニズムはブラックボックスだ。
それは、重力についての理論がまだ不完全だからである。
そもそも宇宙空間は3次元なのに、2次元近似で議論している時点で過渡期と言っているようなものではないか。
ばかげているのは3次元空間の中で、どうやって沈み込むと言うのだと誰も声を上げないことだ。
3次元空間であれば、圧縮には当然ながら限界がある。
だが、空間に圧縮エネルギーが溜まっているだけでは重力は伝播などしない。
極めて微弱ではあっても重力波として、伝播している以上そのメカニズムの説明が必要になる。
時空と物質の接する面で、何らかの形で振動がなければならない。
今のところ一番可能性があるのは、物資波ではないだろうか。
重力波の微弱さから言っても、恐らく妥当だ。
重力波に逆らって伝播してくるなら、光の振動エネルギーの減衰が起きても不思議ではない。
粗密波として伝わる重力波によって、光の速度が減衰しないなら影響を受けるのは振動エネルギーしかあり得ない。
長距離を伝播してきた光ほど赤方偏移が蓄積して、赤外線に近づくはずだ。
これは、観測とも矛盾しない。
空間に膨張がないなら、強い相互作用や弱い相互作用が今でも破綻しないのは当たり前となる。
宇宙の膨張がなぜ始まったか、悩むこともない。
超巨大ブラックホールがなぜ初期宇宙からあるかも、ボイド構造に挟まれた空間になぜ天体が集中しているか解釈出来れば良いことになる。
ブラックホールの最後がどうなるかわかれば、問題はない。
無限に空間が圧縮できない以上、いつかは爆発的なエネルギーの解放が起きる。
超巨大ブラックホールが爆発的にエネルギーを放出すれば、巨大な衝撃波が起きる。
連鎖反応的にブラックホールの爆発的エネルギー解放が起これば、物質の圧縮された時空領域が当然できる。
それらの空間はそれなりの広がりがあるから、複数の超巨大ブラックホールが複数できてもおかしくないし、むしろ、複数出来る方が自然ではないだろうか。
この解釈のどこに、無理があるか。
原因不明の膨張宇宙論より、合理的ではないだろうか。
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