日本凄いで終わらせないために、私たちにできること ―― SDGsとの接点を探してみる
1. 日本凄い系コンテンツとその課題
日本凄い系のコンテンツは、世界に誇れる技術や文化を紹介し、多くの人に誇りを与えます。
しかし、称賛で終わってしまうことが多く、具体的な行動や社会の持続可能性につながる議論はあまり生まれません。
持続可能な社会や経済の仕組みとリンクする部分はあるにもかかわらず、具体策は提示されず、受け手に丸投げされがちです。
2. 背景にある文化的・心理的制約
この現象には、重層的な文化的・心理的制約があります。
・戦前戦中の政治的委縮の文化
政治や権力への批判や疑問は危険視され、自己検閲が文化として残っています。
・出る杭は打たれる風潮
個人や団体が目立つこと、異なる意見を出すことは社会的圧力の対象になりがちです。
・女子・子どもは未熟者扱い
意見が軽視され、社会や政治に参加しにくい心理的ハードルになります。
・忖度・空気を読む・輪を乱すな
集団の調和を優先する文化は、異論や新しい提案を抑制します。
戦後はかなり改まってきたとは言っても、こうした文化が依然としてSDGsの理念を抽象的で理念的なものにとどめ、行動につなげにくい風潮が残っています。
3. 私たちにできる具体的行動
日本の中小企業や一次産業は、地域経済や生活の基盤を支えています。
雇用の大半を担い、地方自治体の財政や社会保障の持続可能性にも直結しています。
私たちはこの基盤を意識的に支援することで、地域や経済全体の安定に貢献できます。
日常でできる行動例
・地元の中小企業や農産物・水産物を意識して購入する
・地域の産業や社会施策に関心を持つ
・消費や活動を通じて、労働環境や地域経済の持続可能性に寄与できる分野を選ぶ
政治に関わる行動例
・政策や制度の方向性に注目する
・政策の中身や方向性は、果たして自分が実現してほしい内容とどれだけ近いかを考える
・投票は、人気投票や勝ち馬予想ではなく、政治に自分の気持ちや意見を届ける行動であると意識する
こうした意識を持つことで、政策実現につながる行動が可能になります。
4. 生活防衛と持続可能な国防
こうした日常や政治行動を積み重ねることで、地域経済や中小企業の持続可能性が高まり、生活防衛の基盤が整います。
消費の安定は経済全体を支え、結果として世界の製造業や経済も日本に依存する構造を強化します。
つまり、生活防衛や地域経済の支援は、軍事に頼らない形での持続可能な国防にもなるのです。
5. 日本凄い系の称賛を活かす
日本凄い系の称賛は、こうした具体的行動と結びついて初めて意味を持ちます。
SDGsの理念は、抽象的な目標にとどまるのではなく、私たちの日々の生活や地域経済の安定、政治的選択と自然に接続することで、現実的な価値を発揮します。
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