恐竜と鳥類は哺乳類と一緒にしたほうがいいのか?
恐竜で面白いのは、足の付き方や体毛のあるのとないのがいるところは哺乳類に近いけど卵を産み消化器系は鳥類に近いこと。
鳥類にも消化器系の一部を使って授乳するのがいるので、恐竜だって口移しの授乳をしているかもしれない。
想像は尽きない。
この件ではすでにこれまでにも触れたので、ここでは深入りはしないけど。
新しい発見があれば、また考察したい。
恐竜で面白いのは、足の付き方や体毛のあるのとないのがいるところは哺乳類に近いけど卵を産み消化器系は鳥類に近いこと。
鳥類にも消化器系の一部を使って授乳するのがいるので、恐竜だって口移しの授乳をしているかもしれない。
想像は尽きない。
この件ではすでにこれまでにも触れたので、ここでは深入りはしないけど。
新しい発見があれば、また考察したい。
中国は原発の処理水を、今回の福島第一原発事故の処理水より出していると言う人がいます。
通常運転されている原発の処理水と、直に放射性物質に触れている事故後の処理水では質が違う事を無視しているのです。
だから、通常の原発の処理水と区別して汚染水と多くの外国メディアが報道するのです。
しかも通常の汚染水と区別するために、世界のメディアは”Radioactive water(放射性の水)と呼んで報道しているのです。
まず、基本的なおさらいをします。
放射線とは、高い運動エネルギーをもって流れる物質粒子(アルファ線、ベータ線、中性子線、陽子線、重イオン線、中間子線など の粒子放射線)と高エネルギーの電磁波(ガンマ線とX線のような電磁放射線)の総称をいいます 。
放射性物質とは放射線を出す物質であり、放射線を出す能力が放射能です。
原発の冷却水は直に放射性物質に触れていないが、放射性物質から出ている放射線にさらされている可能性があるのです。
通常の原発の処理水とは、放射線にさらされた可能性のある冷却水を環境への影響が極めて低い状態にした水です。
だから、原発事故の汚染水と区別が必要だってわけです。
いわゆる放射能汚染とは、放射性物質による汚染を指すのです。
原発事故で直に放射性物質に触れた水は、正確には放射性物質に汚染された水という事になります。
どのような放射性物質が、どれくらいの分量や濃度で残っているかそれが問題になるのです。
汚染水と呼んでいる政党や政治家への敵対心を、維新は剝き出しにしています。
彼らを勝たせたら、日本人は世界からバカにされるだけなのでしょうね。
新型コロナウイルスの感染やワクチン接種で、感染後や接種後の影響の軽い人と重い人にはどんな差があるかどう言う調査がされているのでしょうか。
見落とされているのは、食生活や腸内細菌叢ではないのでしょうか。
感染する前やワクチン接種の前には健康だったのに、感染後やワクチン接種後の経過で差が出るとすると食生活や腸内細菌叢の差くらいしかないと考えられるのです。
近年になって食生活とアレルギーの相関関係が注目されているが、特に注目されるのが食生活と腸内細菌叢の関係なのです。
新型コロナウイルス感染後やワクチン接種の後の経過の差と、食生活と腸内細菌叢の相関関係の差の比較が調べられた話は少なくとも私は聞いた覚えはないのです。
これは、新型コロナウイルスと健康の関係を調べる上で盲点じゃないのでしょうか。
それと、気になるのは腎臓の健康状態です。
腎臓のコンデションの良し悪しが、私達の想像以上に全身の健康に影響を及ぼす事もわかってきたからです。
必要と信じて投薬されてきた薬は腎臓をかえって疲弊させる場合があるとわかってきたので、今では全身の症状によっては投薬を休む場合さえあるのです。
新型コロナウイルスの感染やワクチン接種の経過の差がどうして出るのか知りたいのなら、食生活と腸内細菌叢と腎臓の健康状態を調べるべきです。
What kind of difference is being conducted between people who are less affected by the new coronavirus infection and vaccination and those who are more affected after being infected or vaccinated?
Isn't it the diet and the intestinal flora that are overlooked?
Although they were healthy before infection and vaccination, if there is a difference in the progress after infection or vaccination, it is thought that the only differences are dietary habits and intestinal microflora.
In recent years, the correlation between dietary habits and allergies has attracted attention, but the relationship between dietary habits and intestinal microflora has received particular attention.
At least I don't remember hearing any stories that compared the difference in the course after infection with the new coronavirus or after vaccination and the difference in the correlation between diet and intestinal microflora.
Isn't this a blind spot in investigating the relationship between the new coronavirus and health?
I'm also concerned about kidney health.
This is because we have come to understand that the condition of the kidneys affects the health of the whole body more than we imagine.
I have come to realize that the medicines that I have been prescribed because I believe they are necessary can actually exhaust the kidneys.
If you want to know how the course of COVID-19 infection and vaccination might differ, you should look at diet, gut microbiota, and kidney health.
共産主義とは「共同体(コミュニティ)を組織していこうとする思想と運動と組織の総体」で、共同体(コミュニティ)を組織する目標や目的は「民主的に所有し管理し運営されるべき社会的富(コモン)」です。
つまり、「民主的に所有し管理し運営されるべき社会的富のための共同体を組織しようとする思想と運動が共産主義」です。
共産党とは、「民主的に所有し管理し運営されるべき社会的富のための共同体を組織しようとする思想と運動」の政治的な分野を担当するための結社です。
だから資本主義の既得権益にしがみつく勢力は、共産党からコミュニティを組織しようとする運動を分断しようと躍起になるのです。
社会的に管理され運営されるようになった巨大な生産手段を、利益を追求するための私的所有からみんなの必要に応えるための共同的所有に変えていこうとするのが我慢できないのが資本主義の既得権益にしがみつく勢力だからです。
特に大日本帝国は、絶対主義的天皇制の下で列強諸国に追いつくためのなりふり構わずと言う方向に向かいました。
日本共産党が非合法下で結成せざるを得なかったのは、絶対主義的天皇制を排して民主主義的国家に作り替え社会主義や共産主義実現のための下準備をする二段階革命を目指す政治結社だからなのです。
絶対主義的天皇制を振りかざして富国強兵に突き進もうとした当時の政権は、平和と自由と民主主義と基本的人権が実現される国を目指した日本共産党が目障りだったのです。
日本共産党が実現を追求してきた原理や原則のほとんどは、日本国憲法に盛り込まれました。
日本国憲法で天皇が政治的権能を失った今日本共産党が天皇の制度の廃止を緊急課題としないのは、後回しにしても構わないからです。
資本主義の既得権益にしがみつく勢力がこれまで以上に日本共産党に攻撃を集中するのは、日本共産党が万年野党から例え閣外協力であっても与党側に回るのを阻止したいからです。
さらに厄介なのは、国会から反対勢力を排除した大政翼賛会の看板架け替え政党になってしまった自由民主党が既得権益にしがみついている勢力にいる事なのです。
彼らは大政翼賛会の時代の大日本帝国憲法に戻したくて、仕方がないのです。
日本共産党は大企業に働く人達の犠牲の上に成り立つぼろ儲けの追求ではなく、働く人達を大事にしてまともに利益を上げて欲しいだけなのです。
築地市場移転で居場所を失うネズミ、相当大量らしいです。
言い換えれば豊洲市場も、やがては大量のネズミやゴキブリに悩むことになると見た方が良いとなるでしょう。
清掃で追い出されたネズミやゴキブリ、豊洲市場の周辺で猫やカラスの待ち構える場所どれだけあるのかでしょうか。
豊洲市場は洗浄のたびに、ネズミやゴキブリ大量脱出の迷惑施設になる可能性はどれだけあるかですよ。
洗浄は市場を清浄に保つために、毎日念入りになされている行為です。
考えてもみて欲しい、築地市場に大量のネズミがいたのに、洗浄のたびに追いだされたネズミは何処に行くのですか。
一斉にやらないと、中で移動するだけですよ。
築地市場は大量にネズミやゴキブリがいたのに、一度も問題にならないのは、市場の人達が毎日懸命になって丁寧に洗浄していたからです。
丁寧に洗浄すればするほど、ネズミやゴキブリを市場の外に追い出すことになり、場外市場にとっては大いに迷惑なはずでないでしょうか。
約30匹の猫がいなかったら、場外市場はお手上げ状態だったはずです。
猫が築地市場と場外市場を救っていたのです。
築地市場解体は、何千匹のネズミやゴキブリを周辺にまき散らしてしまうことになるか懸念されています。
東京都は、築地市場から散ったネズミやゴキブリを猫やカラスが退治してくれるから心配いらないと弁明に躍起になっています。
私の豊洲市場が洗浄のたびにネズミやゴキブリが施設の外にたくさん逃げ出す懸念を抱く根拠は、築地場外市場にいた約30匹の野良猫です。
いいですか。
この猫たちは築地場外市場に居ついたのであって、誰が飼っていたわけでもないです。
豊富な食糧なしに30匹もの猫が集まるでしょうか。
そもそも、古代エジプトで猫が人里に住み着いた目的は、人間を悩ませていたネズミがお目当てです。
猫が乗らない船が出せなかったのも、ネズミ対策の無いままに出港させてもらえなかったからです。
世界中に市場があるが、清掃のたびごとにネズミやゴキブリが大量脱走する迷惑施設にならないで済んでいるのは、ひとえに猫たちのおかげです。
だから、猫たちはどこの市場でも可愛がってもらえるのです。
可愛いからだけじゃないのです。
築地市場に限らず、世界の古くからある市場は大抵、場内か周辺に猫がいます。
市場は内外にネズミが必ずと言って良いほど、いるわけでしょう。
市場は猫たちと共存共栄、持ちつ持たれつの関係に昔からあるのです。
豊洲市場は、周辺に猫やカラスがたむろして場外に出てくるネズミやゴキブリを待ち構えられる場所が果たして見つかるのでしょうか。
これが懸念で終わることを願っています。
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ギズモード・ジャパンで興味ひかれる記事が配信されました。
事実ならこれまでの進化の定説が書き換えられることになるとともに、どうしてこうなったか新たな説明が求められることになるでしょう。
2016.06.12 12:43
恐竜とともに生きていた?
なぜ長らく地球を牛耳ってきた恐竜が絶滅してしまったのか? その理由をめぐっては諸説あるものの、6600万年前に現在のメキシコのあたりに衝突した、直径10kmにもおよぶ巨大な小惑星が地球を変えてしまったとの説が有力です。この衝突を契機として、地球規模の大嵐や大規模な火山活動が続き、その後の凍りつくような地球寒冷化現象によって恐竜は滅んだと考えられてきました。
しかしながら、この恐竜の絶滅によって哺乳類の繁栄の道は開かれ、現在にいたるとの流れを何度も耳にしてきました。恐竜がいた時代、哺乳類はまったく存在していなかったわけではないものの、その陰におびえるように、小さな原始哺乳動物が細々と生きていたのみ。それが、みごとに小惑星衝突後の気候大変動を生き延びて、哺乳類の新時代を切り開いたとの説が一般的です。
このほど英学術専門誌のProceedings of the Royal Society Bに、サウサンプトン大学およびシカゴ大学の博士課程の学生たちによる、定説を覆す論文が掲載。なんと哺乳類は、これまでに考えられていたよりも前から、恐竜たちがいた時代から大々的に生息してきた可能性が高いと発表されていますよ!
近年の化石の研究により、大きいものでは犬ほどの大きさになる初期の有蹄類が、恐竜絶滅の1000〜2000万年前に生息していたことが判明。恐竜とともに生きていた哺乳類の最大の特徴は、さまざまなものを食べる、食の多様性だったそうです。そして恐竜と同じように、数千万年のあいだ多種多様な哺乳類が生息してきたはずで、6600万年前の小惑星の衝突後にその多くが滅びてしまったと考えられています。
またこの論文の執筆者であるDavid Grossnickle氏は、恐竜はすべて死に絶えたのに、同じ時代を生きていた哺乳類のなかに生き延びた種が存在した理由を追究することから、今後やってくるであろう気候変動による新たな大量絶滅の危機を乗り越えるヒントがあるとしていますよ。まだまだいろんな新発見が飛び出してくるのかもしれませんよね~。
source: BBC
(湯木進悟)
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日本は、どれだけ調査捕鯨の成果の公表と販売益をどう活用してきたかの釈明をしたかを問われていると、意識すべきでしょう。
日本の調査捕鯨は「科学研究目的ではない」と、何故判断されてしまったのか、もっと深刻に受け止めないといけないのではないでしょうか。
説明責任を十分果たしてこなかったつけが、回ってきたと気づくべきではないでしょうか。
日本的発想に頭のてっぺんまでどっぷりつかってしまってることに気が付かなかない限り、なんで調査捕鯨を巡る裁判で日本は訴えられ負けてしまったか、永久に理解できないだろうと、暗澹たる気持ちになります。
日本人にありがちな発想は、世界では通用しなかったのですがね…。
調査捕鯨に中止命令=「科学研究」逸脱-日本が敗訴・国際司法裁
時事通信 3月31日(月)18時54分配信
【ハーグ時事】日本が南極海で行っている調査捕鯨は国際法違反だとして、オーストラリアが即時中止を求めて起こした訴訟の判決が31日、オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)であった。ペテル・トムカ裁判所長は、日本の調査捕鯨は「科学研究目的ではない」と述べて豪州の主張を支持。合法的活動だとの日本の訴えを退け、日本に調査捕鯨の許可取り消しと、現在の形での捕鯨活動中止を言い渡した。日本は捕鯨政策で大転換を迫られることになった。
31日、日本の調査捕鯨問題で判決を下す国際司法裁判所(ICJ)判事ら=オランダ・ハーグ(EPA=時事)
裁判は一審制で、上訴はできない。日豪ともに判決を受け入れる方針。日本がICJの裁判で当事国になったのは初めて。(2014/03/31-19:40)
クジラの生息数や生態などの科学的調査を目的とした南極海や北西太平洋での捕鯨。国際捕鯨取締条約に基づき、日本は1987年からミンククジラなど5種を捕獲。今回の訴訟は南極海での日本の調査捕鯨が問題視された。現時点で日本のみが実施している南極海は、2005年に863頭あった捕獲数が反捕鯨団体シー・シェパードによる妨害行為の影響で、12年は103頭に減少している。「保護すべき野生動物」とする反捕鯨国は「調査捕鯨は事実上の商業捕鯨」と主張し、中止するよう求めている。(了)(2014/03/31-17:51)
日本はどれだけ世界に捕鯨について理解を求めるための説明と説得をしてきたでしょう。
説明と説得をしないのは出来ないとみなされ、自らの行為に道理がないと認めるに等しいとみるのが欧米など意識なのです。
日本は、世界に対するアッピールが弱いし下手くそすぎます。
どうやれば世界を説得できるか考えようと、意識してる人が日本の指導者層の中にどれだけいるでしょう。
日本人は、言わなくてもこれくらいわかるだろうという意識や、言わなくてもわかってくれという意識が、強すぎないでしょうか。
世界は、言わなきゃわからん、言わないのは意見がないのと同じだ、が当たり前なのですよ。
言いたいこと、言うべきと思ったことは、口に出して、ちゃんと言葉にして伝えるのが、ちゃんと言葉にして伝えられるのが、人間と他の生き物との決定的な違いと言うのが欧米人の発想ですから。
グローバル人材とは説明力と説得力のある人と思うべきではないでしょうか。
言う意思も能力もないと思われたら、欧米人には人とは認識してもらえない位に思っておいた方が良いですよ。
人は神の似姿として、創造されたと聖書の冒頭にあります。
創造論を有り得ないと、馬鹿にしてかかってるように見える人でさえ、潜在意識に刷り込まれているのが欧米人と覚悟しておいた方が、良いかも知れません。
日本は、技術や美術では、優れたものを世界に大量に発信してきました。
だがどれだけ、グローバルスタンダードを勝ち取ってきたでしょうか。
世界は言わなきゃわからん人ばかりが、住んでいると思った方が良いのです。
説明力と説得力は最大の武器なのです。
説明力と説得力の必要性と重要性を知らなきゃ、日本は負け続けますよ。
冗談抜きで。
権利は、戦いとるものであり守るべきものなのです。
このことを、日本はもっと知るべきです。
言いたいことがあるはずなのに言わないのは言えないのと同じであり、相手の言い分に同意してると同じとみるのが世界なのですよ。
世界は、アッピールがすべてなのです。
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今、被災地の治水とガレキ処理が一気に進む技術として、吉工園の開発したブランチブロック工法が注目されています。
ブランチ(branc)hとは、枝、支流、支店、支線、分岐、などの意味、ブロック(block)とは塊などの意味します。
ブランチブロック(branchblock)とは、枝分かれした塊のことなのです。
ブランチブロックは、論理を組み立てる場合も使いますね。
吉工園の開発したブランチブロック工法は、量産されたブランチブロックを組み上げて自然石を間に入れていくのです。
この自然石を用いることが、今注目される理由の一つでしょ。
被災地には処分に困るほど、大量なガレキがあります。
今、沿岸被災地の多くは地盤沈下に悩む一方で、大量のガレキにも苦しんでいます。
ブランチブロック工法とは、RC2次製品「ブランチブロック」と自然石を用いて河川護岸、盛土擁壁、河川護床を構築する工法です。
RCとは、Reinforced-Concreteの略で、直訳すると「補強されたコンクリート」です。
つまり、RC構造とは、コンクリートを鉄筋で補強した構造、つまり鉄筋コンクリートのことです。
元々はヨーロッパの植木職人が植木鉢を作るときに、針金で補強したのが最初だと言われています。
そして、今注目のブランチブロックを用いた工法もまた、造園業者によって生み出されたのです。
治水とガレキ処理の両立が、本質的に可能なブランチブロック工法は、今回の大災害で活躍が大いに期待されます。
むしろ、従来の近代工法に政府がこだわるならその方が問題でしょう。
なぜなら、地元の土木や園芸の業者を大量動員して一気に仕上げることが容易な工法だからです。
ブランチブロックさえ、納期に間に合えばいい。
費用対効果からいっても、採用しない選択の方がありえないと見えますが、いかがでしょう。
今回注目したのは、ブランチブロックで用いられた工法なのです。
枝分かれしたブロックと自然石と言えば、日本にも聖牛(せいぎゅう)という伝統的な土木工法があるでしょ。
これらの伝統的土木工法も、長い歴史に耐え試されずみの手法です。
しかも、適度な隙間ができるので、自然にも馴染みやすい。
単なるコンクリート護岸では、木や草が生えると脆くなっていきます。
伝統的土木工法は、自然に馴染むほど、強度が増すのです。
その上、伝統的土木工法は地面を近代的土木工法ほど神経質に均したりしない。
だが、木組みには熟練の技が求められ、短期に大規模な工事を行うには向いていませんでした。
その点、工業的に量産されたブランチブロックなら、工期の短縮は十分に容易でしょう。
伝統的土木工法は、大量の自然石を用いるので、大量にあるガレキの不規則な形はむしろ好都合なのです。
伝統的土木工法に用いられる聖牛は、牛類の一種です。
三角錐に木を組み合わせた形状で、その形が牛の角に似ていることから、聖牛と名付けられたと言われるといいます。
聖牛は主に、急流河川における水衝部に複数個配置されました。
減勢効果、導流効果が期待される透過性の水制です。
水制とは、水の流れを変えたり、勢いを弱めるために設置される河川構造物のことです。
聖牛は、川の流れを変えるために用いられる工法で、特に、河川の上流部から中流部の瀬替え、取水堰周辺、河岸部の保護に利用しました。
聖牛は、その大きさにより、大聖牛、中聖牛などがあります。
地域によっては、聖牛を「川倉(かわくら)」と呼ぶところもあります。
たとえば山梨市では、以前は聖牛というより、「川倉」の名称で親しまれてきた。
明治初期の土木工法を記した「土木工要録」によると、川倉は大聖牛より小ぶりというから中聖牛の別名と見ても良いでしょう。
特に小河川での流れを変える時に用いられるのが、材木を四角錐に組んだ菱牛(ひしうし)です。
さらに、枠を用いることから枠類と呼ばれる構造物があります。
片枠(かたわく)は、木枠の中に玉石を入れた工法です。
河岸等の浸食を防ぐために用いられたものです。
沈枠(しずみわく)は、陸上で木枠を組み立てて、施工場所に運び、詰め石をして水中に沈める工法です。
このため沈枠と名付けられたと言われ、牛類と組み合わせて河岸部の保護などに用いるほか、水制としても利用しました。
合掌枠(がっしょうわく)は、木枠を三角形に組み詰め石をした枠です。
安定性、透水性に優れ、砂利河川や砂河川の水制に適しています。
この一連の工法、聖牛・川倉・菱牛・方枠・沈み枠・合掌枠は、信玄堤に多用されています。
そもそも、これらの伝統的水防工法には、武田信玄が創案したと言う伝承があるのです。
武田氏は、平安時代末から戦国時代の武家で、本姓は源氏とされます。
家系は清和源氏の一流・河内源氏の一門、源義光を始祖とする甲斐源氏の宗家なのです。
安芸国・若狭国に分派が存在し、上総国には庶流がありました。
河内源氏の名族の一つとして、戦国時代には戦国大名化しました。
武田信玄として知られる晴信の頃には領国拡大し、中央の織田・徳川勢力に対抗しました。
だが、勝頼期には領国の動揺を招いて宗家は滅亡し、江戸時代にはわずかに庶家が残ったのです。
源氏の源と言えば、水源(みなもと)の意味でしょ。
源氏とは、治山治水に長けた人々を束ねる氏(うじ)だったという議論をしましたね。
自らを源氏の流れと名乗った徳川家康もまた、湿地帯であった江戸で一大土木工事を敢行したことは有名です。
今では系譜の信憑性を疑う議論も多いけど、当時の人々に源氏の流れを納得させた出来事の一つが、おそらく江戸の大規模な治水事業でしょう。
そして、武田氏、徳川氏、ともに出自を辿ると宗教がらみなのです。
徳川氏は、徳川家康が創始した苗字で、系図によると、ルーツは今の愛知県、かつての三河国の在地領主の松平氏に婿養子に入った時宗の遊行僧と伝えられる徳阿弥です。
武田氏も、代々諏訪大社の大祝を務めてきた諏訪氏の傍系を配下にしました。
だが、武田氏と諏訪氏も元を辿れば清和源氏の可能性があり、しかも隣国である以上、武田氏の起源に諏訪氏が全く関わっていないとは言い切れない気はします。
武田氏と諏訪氏の争いの背後に、同族の主導権争いがあったと。
今回の話題の中心ではないので深入りしないけど、疑うのも面白いでしょ。
この源氏についても、ユダヤ人であったのではないかと言う議論をしましたね。
源氏と八幡宮、義経と虎の巻。
八幡宮は秦氏と繋がりが深く、秦氏にユダヤ説。
虎の巻はユダヤ教のトーラーの巻物で、当然それを貰った義経もユダヤ。
聖牛と呼ばれる「牛枠」とは、はるか奈良時代が起源という伝統的な水防工法の一つだそうですね。
聖牛のような工法は、長江流域にまで遡るのではないかと論ずる人もいますよ。
長江文明と言えば、中東にまで遡るのではないか、古代イスラエル人が関わっていそうだ、などと話題にしてきたでしょ。
聖なる牛の発想は古代中東に遡れるので、聖牛の名はここに由来があると説を立てる人もいます。
もしそうなら、信玄堤も家康の江戸の治水もユダヤ人が齎した古代中東に遡る知識と技術が可能にした。
まさか、有力大名って、元を辿ればレビだったとか。
そうだったら、面白過ぎでしょ。
証拠を固めないと。
かなり難しいけど。
追記
一つ一つのブランチブロックの形から聖牛を連想したが、六角形が連続するハニカム構造で石を包むという点から言えば蛇篭の方が近いです。
蛇籠とも書かれる蛇篭は、鉄線などを用いかごを作り、砕石を詰め込んだもので、積み上げて河川工事の護岸などに使用されます。
ちなみに、昔の蛇篭は竹を編んで作られていました。
聖牛はむしろ、用法はテトラポットに近いですね。
ブランチブロックは、石組み全体を巨大な蛇篭で包んだものと見なしたほうが良かったかもしれません。
吉工園のHPより、詳しいブランチブロック工法の説明がここ↓でみられます。
ブランチブロック工法とは ~吉村隆顕さんを囲んでの勉強会~
http://www.tml.co.jp/jv/2011/pdf/bb-yoshimura-learn-2.pdf#search=' ブランチブロック ダム'
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捕鯨について、価値観でいろいろ議論があることは承知しています。
生態系に人も参加してきた以上、それをやめることはできないのですよ。
反捕鯨は、大半が感情論ですね。
反論してる捕鯨派にも感情的反論は多いから、あまり反捕鯨論のことばかりいえないでしょ。
そうですね。
乱獲はもちろんいけません。
欧米人は、自分たちが鯨油目当てに乱獲したものだから、他の人たちも乱獲していると思い込んでいる。
乱獲していたら、古代からの捕鯨を続けることなど不可能であることなど、考える意思もないのでしょうね。
自分たちの価値観を絶対視して、思考停止していますよね。
しかし参加してきた生態系から手を安易に引けない以上、実態を科学的に把握し、必要に応じて禁漁や禁猟も含めた規制は当然すべきです。
実際、減少が問題視された種類については、捕鯨の対象から外してきましたよね。
捕鯨をやめた間に、どれだけ増えたかを調査する必要があるのは、当たり前です。
そして、鯨の数量を適正に抑えるためには、一定量の間引きも必要になるでしょ。
自然界の間引きは、事故死、病死、そして捕食によってなされます。
人が生態系に参加する基本も、捕食です。
これは、誰が何と言おうが、普遍的真理ですよね。
オーストラリアのカンガルーは、政府が適正な頭数を維持するように管理されています。
どうするかと言えば、やり方はズバリ、猟です。
だが、ヨーロッパ人から可哀そうだからやめろという声は聞こえません。
なぜかと言えば、ヨーロッパに食肉として輸出されているからです。
そして、オーストラリアでは古代から先住民の蛋白源ですよね。
近年では、中国もオーストリアからカンガルー肉を輸入しているようですね。
ニューヨーク・タイムズ紙は、カンガルーの中国輸出計画についての興味深い記事を掲載していたそうですよ。
なるほど、アメリカ人もカンガルー食べているから可哀そうという気分にならないで、オーストラリアに文句言わないのね。
世の中、そんなもんですよ。
ほとんどの人は、無意識のうちに自分の価値観を絶対視したがるのです。
輸出促進を訴えるオーストラリア・カンガルー産業協会のジョン・ケリー事務局長は「中国には野生動物を料理に使う伝統がある」と同紙にコメントしているといいます。
「カンガルーはヨーロッパ市場で受け入れられたのと同じように、中国の伝統にもぴったりフィットするだろう」とまで言っているそうです。
カンガルーの狩猟枠を消化して、カンガルーの個体数を管理するためにせっせと輸出しているのです。
現に食の安全性に関するトラブルで、カンガルーの狩猟枠消化が危ぶまれる事態が起きたことがあります。
2007年7月、ロシアは食の安全性に懸念があるとしてカンガルー肉の禁輸をしました。
だが、同じころヨーロッパの輸入は止まっていなかったようです。
とはいえオーストラリアの農家は、ロシアのカンガルー肉輸入禁止によって、野生のカンガルーの数が急増することになり、生態系や牧畜産業に打撃を与えることになると懸念したと言います。
もし、捕鯨を全面的にやめるなら、シャチの捕食で間引きしきれない鯨類の魚食によって、世界の漁業は大打撃を受ける事態を覚悟する必要がありますね。
魚食は、今や世界食となりつつあり、水産資源は世界的な争奪戦の舞台となりつつあります。
当然国際ルールを作らないことには、乱獲のために枯渇する懸念があるのです。
そこに、増えた鯨類が参入すれば、どうなるでしょうね。
鯨を間引きしないと、水産資源が危ないという展開にならないと、反捕鯨の人たちは保証できるでしょうか。
森も、樹木を守るためには狼の代わりに漁師が鹿などを間引きしないといけない事態になっています。
狼を危ないからと滅ぼしたつけを、今深刻な形で払っているわけですね。
私は、ある特定の国や地域や時代の価値観に振り回されない、持続可能な地球環境に責任を持てる取り組みを科学的にすべきと、言いたいだけなのです。
生態系において、ある種が撤退するのは絶滅した時だけです。
捕鯨は、太古の昔から行われてきました。
つまり、人はシャチと並ぶ鯨類の捕食者として生態系に参加してきたのです。
もし人が手を引けば、鯨類の捕食者はシャチだけになります。
言い換えれば、鯨類の捕食者としての人は、海の生態系では滅んだのと同じことになる。
シャチの繁殖能力は低いので、人が手を引けばシャチだけで鯨類の数量を抑えることは不可能でしょう。
当然、鯨類によるオキアミや魚の捕食量が増え、生態系全体のバランスは崩れるでしょうね。
結果として多くの鯨の餓死による、調整が起こるでしょうね。
つまり、鯨の数量制御にとっては、餓死によるか、捕鯨によるかの差しかないのです。
ならば、古代から続く生態系を維持してダメージを減らすほうを選ぶべきではないでしょうか。
可愛いから殺すな、なんて感情論は環境保護にとって有害でしかないのですよ。
2011年3月、東日本で大震災が起きました。
多くの人は、自粛だと言って花火大会開催を見送りましたね。
結果、再起をしたいと頑張っている東北の花火業者は、収入の大半を占める夏の需要を失い絶望に叩き落されています。
雇用を守れない、廃業しかないのかと、肩を落としているようですね。
花見を自粛する人たちが大勢いたために、東北の酒造業者は再建の出鼻を挫かれる格好になったと言います。
ようやっと、支援しようとする人々が、東北の酒をはじめとする産品を購入する動きが出てきましたけどね。
でも、日常的に消費してこそ、本当の支援ですよね。
もっともらしい議論を感情的に展開する人々の主張があまり幅を利かすと、世の中ろくなことになりませんね。
もっと、理性的に判断して行動するように心がけたいですね。
理屈ばかりじゃ、味気ないし、窮屈なのも、確かですけどね。
追記
もちろん、花火大会を例年通り開催する場所も少なくありません。
日常を取り戻す、被災地を元気づける、などが理由なようです。
自粛の理由が感情なら、開催の理由も感情かも知れません。
だが、自粛をした方が良いという声を、速やかに復興したいという気持ちが上回ったのは、やはり、自粛を続けると復興が遠のくという冷静な判断が勝ったということでしょう。
経団連の集計によると2011年の賞与は、震災響き冬季減額も有り得るものの、夏は2年連続増だそうなので、自粛を続けると賞与減の予想が的中する可能性が高まります。
その点からも、開催決定は素晴らしい判断と思います。
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ダムについて、考えてみましょう。
ダムは、一般に治水や、発電、灌漑用水、水道水等利水のために水を貯める機能を有しています。
ダムは、土砂やゴミで一杯になってしまわないのでしょうか?
川の途中をせき止めたダムには、上流から土砂や流木などがどんどん溜まっていってしまうような気がします。
河川を流れてくる土砂も、溜まることになります。
河川にダムがない場合、洪水時には土砂や有機物は濁水とともに一気に流れ、粒径の小さい土砂や軽い落葉等の有機物の大半は海まで流出し、海底に堆積します。
ダムができると、一般的には、粒径の大きな土砂等はほとんどがダム湖内に堆積します。
洪水時に水中に浮遊するような粒径の細かい土砂や有機物は、ダムがない場合と同様にダム下流に流れますけどね。
流木も、浮いているけれどダムからの取水や放水の妨げになるから、取り除かないといけません。
そうすると、貯めることのできる水の量が減っていってしまうのではないかと心配です。
ええ、上流からの土砂が溜まって、貯水量が減少します。
溜まっても、発電ダムとしては落差利用なのでそんなに困らないのです。
取水口より、水面が上にありさえすればいいのですから。
それでも、寿命はくるでしょ。
もちろんですよ。
取水できないことには、発電できませんから。
水害防止としてや、貯水量としては、砂など溜まっていくのは当然致命的ですけどね。
貯水や発電といったダム本来の機能が維持できなくなるだけでなく、下流河川の浸食や海岸侵食など、いろいろな問題が発生します。
これが、ダムの寿命の原因の一つです。
そこで、ダムに貯まった土砂を下流に流すことで、これらの問題を総合的に解決する必要があります。
何か、土砂やゴミがたまらないような仕組みがあるのでしょうか。
土砂やゴミがたまらないような仕組みは、いろいろあります。
たとえば、下から水を抜いて砂を出す方式は、かなりの数のダムに設置されてはいるのです。
それでも少しずつ、溜まっていくでしょう
ええ、水抜き穴の付近に溜まった土砂しか流せないので、ほとんど利用されていません。
それから、排砂ゲートという方法があります。
宇奈月ダムは黒部峡谷では最も新しいダムで洪水防止を主目的とした多目的ダムで、国土交通省が建設し、2001年に完成しました。
宇奈月ダムの特徴は、上流の出し平ダムと同様に排砂ゲートを備えていることです。
宇奈月ダムと出し平ダムの共通点には、重力式コンクリートダムというのもあるでしょ。
ええ、高さは宇奈月ダムは97m出し平ダムは76.7m、総貯水量は宇奈月ダムは24,700,000立方m出し平ダムは9,010,000立方mです。
出し平ダムは発電が目的で、1985年に完成し新柳河原発電所で41,200kW、音沢発電所で124,000kWです。
一方、宇奈月ダムの洪水調整能力は700立方メートル/秒、水道水供給量は58,000立方メートル/日、発電能力は20,000kw/hです。
全国有数の急流河川である黒部川は、特に周辺の山地の浸食作用が著しく、大量の土砂が河川に流れ込むため、短期間でダムに土砂が貯まります。
この貯まった土砂を定期的に排出してダムの能力を回復させるのが排砂ゲートです。
しかし、出し平ダムの排砂では下流の漁業者の間で問題を起こしています。
言ってみれば、小規模な大水を人工的に起こしているようなことでしょ。
自然の大水であれば、もっと間隔があくけど、いくら小規模でも間隔が狭いと海流などで処理しきれないでしょうね。
黒部川の宇奈月ダムと出し平ダムの連携排砂も最近できた方式だけれど、ここはダム貯水の回復が非常に早いので可能になった方式で、十分水が貯まるまで数年掛かる普通のダムには適用できません。
最近増えているのは、ダム湖の上流に貯砂ダムを造るというものです。
つまり、本来のダム湖の上流に小さなダムを造って、洪水時には水はダムを乗り越えて下流に流れるが、土砂はここで止めるというものです。
貯めた土砂は定期的に掘削して排除します。
ある程度の効果はあるが、先にも言ったように、細かい土砂は濁水となってダムを乗り越えるので、完全なものではありません。
また、排砂バイパスといって、ダム湖の上流からダムの下流までトンネルを掘っておいて、洪水時にはダムから放流する水量を、洪水時に生じる高濃度土砂とともにこのトンネルを通して流してしまおうというものです。
これもそれなりに効果はあるが、トンネルを造るため費用が場合によっては数千億円と非常に高額というのがつらい。
ダム貯水池の堆砂対策は昔から非常に難しい問題で、現在様々な方式が開発中です。
ただ、ダムというのは特性が千差万別で、ここでうまく行ったからと言ってよそでもうまくいくとは限らないという困難を抱えています。
ただ現在、新たなダム設置が難しくなっており、一方で地球温暖化に伴う気象の変動が大きくなって渇水も増えると予想されることから、既設のダムの機能回復は非常に重要な国家的課題になっています。
ダムに関わる様々な組織で、熱心に研究が進められています。
ダムには、もう一つの寿命があり、実はこちらがもっと深刻です。
コンクリートの寿命なのです。
一般にコンクリートは、70から100年で寿命がくると言われています。
その原因として次のことが上げられます。
劣化は、凍結と融解の繰り返しで細かい隙間を大きく広げていく。
中性化は、セメントが二酸化炭素と反応して炭酸カルシウムとなり、コンクリートが酸性側に傾き、中の鉄筋が錆びはじめていく。
アルカリ性骨材反応は、骨材のシリカ、シリケート、炭酸塩により、アルカリシリカ反応などが起こりゲルが生じる、これが水を吸って膨張し、ヒビ割れが起きコンクリートの強度が弱まる。
これは、コンクリートであれば、どんな建造物でも避けられません。
ダムにはさらに、次のような要素が加わります。
疲労・摩耗は、土石流がダム壁に何度も繰り返し力を加える、また土石のヤスリのような働きでコンクリート表面を削っていく。
塩害は、塩素イオンが鉄筋を錆びさせることで、錆びはもとの体積の2~4倍となり、ヒビ割れなどを起こさせる。
以上のことが相互的に進んで寿命がくるのです。
大きなダムが破壊すれば、土石流災害の供給源となってしまいます。
そのうえ、コンクリート自体が山を切り崩して採掘しています。
小さな山など、短期間で消えてしまったものもあるのですよ。
メンテナンスのために消えていく山が、これ以上増えていいかという課題にも、やがて直面することでしょう。
さらに、維持費問題があります。
例えば、マスコミが報道しない八ッ場ダムの維持費は、ダム本体だけで年間10億円以上とも言われています。
ダム設置に伴う、周辺地盤への影響も、無視できなくなっていますね。
岩盤の弱い地域まで、設置が広まりましたからね。
この地盤への対策費は、新たな課題となってのしかかるでしょうね。
ということで、いずれにしてもダムには問題点が多いのです。
本当に必要なダムはどれか、絞り込まないと、ダムの存続そのものが危うくなる。
もっと、国民が知る必要があることでしょうね。
近自然工法で、最低限の手を加える手法をきめ細かく講じることこそ、治水でも利水でも長い目で見て安く上がるはずです。
漁業との共存も、容易でしょうし。
追記
塩害は、コンクリートに海砂など塩素イオンを含むものが入ってしまうと通常の建造物でも起こり得るが、川砂など塩素イオンがでないものを用いれば環境からの影響だけ考慮すればいいとみて、コンクリート本来の寿命を決める要素から省きました。
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