陰陽・弁証法

ブラックホールの構造と役割が見えてきた。

ブラックホールの中は、時間と空間とエネルギーと特異点だと一般的には思われている。

だが実際には重力波は引力と斥力が交互に発生して伝播している現象であり、天体と時空の境界面で重力波が発生している。

重力波があまりにも小さいのは、時空と接している物質表面で歪められた時空に蓄えられているポテンシャルが物質波に揺さぶられて解放されているからである。

実際には物質の側にも時空との押し合いで発生している歪みエネルギーが、ポテンシャルとして蓄えられている。

物質側にも蓄えられている歪みのポテンシャルが同時に解放されているけれども、物質波の一部として時空に伝えてれている。

物質と時空の接している面で、物質波で揺さぶられて時空の歪みエネルギーが物質の面と垂直方向に伝播している。

そして時空に伝播した重力波が、物質の重力圏を形成する。

天体の重力圏はこうして時空の中に展開され、周囲に引力となって働くことになる。

斥力は発散して弱まるので、合力としては引力としてだけ作用することになる。

ブラックホールの中は、光さえ出られない重力の発生源の巨大質量の天体が中心に存在しているので想定されている特異点などはない。

例えて言えば、ブラックホールの中は光さえ出られない蟻地獄の巣のようなものである。

中心に存在しているのは特異点ではなく、極限まで圧縮されている蟻地獄のように待ち構えている超巨大重力天体である。

ブラックホールの中心に存在しているのは、極小のコアを取り囲む高密度なエネルギー領域かもしれない。

重力波が引力と斥力の合成である以上、集積されるエネルギーや質量には当然限界点に達する時が来る。

やがて銀河宇宙の中心にある巨大ブラックホールが、圧縮の限界点に達する時が来る。

連鎖反応的にブラックホールの爆発的なエネルギーの解放がドミノ倒しのように起き、衝撃波が物質を津波のように掃き寄せていきながら巨大なボイドが形成される。

無数のボイドが広大な宇宙空間全体に同時発生的に広がって、物質の掃き集められた領域で新たな天地創造のドラマが始まる。

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なぜ波動関数は複素数で表されるのか。

波動関数は、量子力学において純粋状態を表す複素数値関数である。

 

純粋状態とは、扱う系について原理的に可能な限りの情報が既に得られている場合を指す。

それに対して、混合状態は系に対する情報が不足していて、ある純粋状態が測定される確率しか分からない状態である。

 

ここではなぜ波動関数が複素数で表されるのか、それだけを考える。

 

複素数とは、2つの実数 a, b と二乗すると-1となる虚数単位 iを用いて

z = a + bi

と表すことのできる数のことである。

 

物理学において、エネルギーまたはエナジーは、仕事をすることのできる能力のことを指す。

エネルギーは重さと速さの二乗の積で得られるが、重さを1と取れば速度の二乗となり重さは具体的なエネルギーを得るために代入される変数に過ぎなくなる。

エネルギーには様々な形態をとるが、全てのエネルギーの基本はポテンシャルと運動エネルギーの和が一定であることにある。

素粒子や分子の運動が、全てのエネルギー現象の大本だからである、

 

そして、全ての運動はまずポテンシャルの蓄積から始まる。

励起ということもあるが、同じことだ。

エネルギーが二乗数なのは、蓄積されたエネルギーと解放されるエネルギーが同じ大きさで方向が逆なので全体の値が零にならないように二乗すると考えればいい。

二乗すると面積の式になるが、エネルギーは面積に働く作用であるからその方が自然なのだ。

 

ポテンシャルの蓄積は、運動とは逆方向、つまり、負の方向になされる。

蓄積されたポテンシャルが解放されるのが、運動となる。

 

波動では、ポテンシャルの解放としての運動がポテンシャルの蓄積も兼ねる。

言い換えれば、ポテンシャルの蓄積と解放の繰り返しが波動でありそれを記述するのが波動関数となる。

ポテンシャルの蓄積と解放の無限ループが、波動でありその表現が波動関数だから蓄積過程を虚数が解放過程を実数が表す複素数となるのである。

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能もまた陰陽である。

能は、江戸時代になると幕府の式楽として演じられるようになる。

そこで、なぜ能が幕府の式楽とされたのか考えてみる。

 

式楽とは、貴族や武家などの儀式に用いられる芸能のこと。

式楽には、平安時代の宮廷における雅楽や寺社の行事における音楽なども含まれる。

しかし、江戸幕府が猿楽特に能楽を式楽と定めたことから、式楽と言えば猿楽をさすことが多い。

 

能の正式な上演形式は、「五番立」という一日五番と定められている。

能の演目は「神男女狂鬼」、即ち「脇能物」「修羅物」「鬘物」「狂物」「切能物」の5種類に分類されている。

 

この「五番立」に先立って演ずるものと位置付けられるのが、「翁」である。

「翁」は、正式には「式三番」という「能にして能に非ず」と言われる神事・祈祷曲である。

おもに正月や慶事に上演され、国家の安泰や五穀豊穣などを祈念する。

「翁」の構成は大きく分けて、諸役の登場、露払いの舞、白い翁による祝言・祝舞、地固めの舞、黒い尉による祝言・祝舞となる。

 

「式三番」は、あくまでも神事のためとされてすべての演者は精進潔斎をして臨む。

「式三番」というのは、三柱の神からなる造化三神を連想できる。

神聖とされる儀式や行事には、神聖とされる三がしばしば表される。

様々な面で通常の能や狂言とは異なった特殊なもので、能が式楽とされる一番の理由といっていい演目である。

 

秘すれば花と言う能に対して、幕間の狂言は人の滑稽さを即興劇として演じる。

つまり能を陰とすれば狂言は陽となり、通して演じられる舞台全体は陰陽合一の太極を表すことになる。

能と狂言は陰陽合一の太極を表すからこそ、儀式に奉納される芸能の主役となりえたのだろう。

さらに、演目は能と狂言で九つだが「翁」を加えると十になるし、「翁」は「式三番」とも呼ばれるのでそうなると十二となる。

十と十二とくれば、十干十二支も連想できる。

幽玄が注目される能だが、裏には陰陽思想があるとしか見えない。

これは、決して偶然ではないだろう。

以下に、「脇能物」「修羅物」「鬘物」「狂物」「切能物」について説明する。

詳しいことは専門の書やサイトに述べられているので、さらに知りたい人はそちらを当たって欲しい。

今回は、the.comを参照させていただいた。

 

五番立の番組はそれぞれ一曲ずつ選び、「神男女狂鬼」の順に並べて作る。

そして幕間に、狂言が演じられる。

 

「脇能物」は、「神・男・女・狂・鬼」のうちで「翁」の次に最初に演じるべきとされた曲である。

「脇能」という名称は、「翁」の脇に置かれる曲という意でつけられたとされる。

「高砂」「老松」「賀茂/加茂」など、神を扱った祝言性の濃い内容の曲が多いのが特徴となる。

 

「修羅物」は、「二番目物」ともいう脇能に次いで二番目に演じるべきとされた曲のこと。

修羅とは阿修羅の略であり、仏教の世界観では修羅道は常に戦いの続く世界とされる。

戦とともに一生を送り、死後、修羅道に堕ちたとされる武者の姿が描かれることが多い。

「田村」「通盛」「頼政」など男武者が主人公の曲が多いが、「巴」という女武者の曲もある。

 

「鬘物」は、「三番目物」ともいい脇能、修羅能に次いで三番目に演じるべきとされた曲のこと。

幽玄の趣がある美女や天人が登場し、みやびやかな舞を舞う趣向の能が多い。

三番目物には典雅な男性貴族や、神さびた姿で現れる老体の樹木の精が主人公の曲なども含まれる。

 

「狂物」は、「雑物」「雑能」「四番目物」ともいい四番目に演じるべきとされた曲のこと。

「神・男・女・鬼」のいずれにも属さない曲趣のものは、すべて四番目物に入れる。

様々な原因で精神が揺れ動く、いわゆる物狂いの人物の物語が多いことから「狂物」の名称をつけるとされる。

 

「切能物」は、「切能」「五番目物」ともいい狂物に次いで五番目に演じるべきとされた曲のこと。

一日の演能の終わりに演じられるので、物事の終わりを意味する「切り」をつけて「切能」と呼ぶ。

祝意を込めた曲や、見た目の華やかさを楽しめる鬼退治的な物語が多い。すべての曲に太鼓が加わってテンポよく演じられる。

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複素数とは変化の総体に対応する数だ。

何らかの式に虚数が出てくると、これはポテンシャルとか初期状態や初期条件や経路積分や偏微分なんかを扱っているのだろうなとか表には出てこないが時間経過を扱っているのだろうなとか想像たくましくしてみています。

 

虚数とは、二乗されて負の数になる数のことです。

そしてエネルギーの式は、二乗で示されているのです。

 

ということは、虚数とは負の状態のエネルギーに対応するとみるのが自然です。

虚数で表されるエネルギーとは、ポテンシャルにほかならないはずです。

 

さらに負の数と言うことは、式を遡っていることでもあるはずです。

 

その式は、現象がたどるすべての経路でありましょう。

 

つまり虚数とは、すべての経路積分の初期条件や初期状態を内包しているという意味でも、ポテンシャルと言えます。

 

そうなると虚数はそれ自体の中に時間をも内包しているとなるのです。

 

言い換えると、実数とは展開された時間に対応し運動や変化を体現しているとなるでしょう。

 

複素数とは、顕現した時間と内包された時間を表し具体的には運動エネルギーとポテンシャルエネルギーの総体を表現していることになります。

 

エネルギーの総体の表現が複素数なので、展開される式の中には偏微分や経路積分も当然含まれるでしょう。

 

となると、実数とは展開された後の経路の総体であり、虚数とは内包された展開される前の経路の総体となるでしょう。

 

虚数とは、イマジナリーナンバーなんだからどう妄想しようが私の勝手だろと開き直ってしまいました。

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那智大社はなぜこの地でなければならないのか。

熊野那智大社・飛瀧神社で、火祭りが行われるがそこに扇神輿が担がれる。
恐らく、火は命の象徴であり扇神輿の開いた扇と勢いよくほとばしる滝は一対で陰陽を象徴している。
滝が陽で扇が陰なのだが、陰の扇が開かれ滝から放たれる陽と一体化して陰陽合一の太極が祀りの場に顕現していることを示している。
芸能を奉納するのも子どもや若者というのは、旺盛な生命を象徴し那智の滝や扇神輿や火と呼応している。
御田植式は、豊穣を祈願する生命の象徴に満ちた祀りの結節点に当たるのだろう。
まさにこの祀りこそ、熊野那智大社・飛瀧神社がなぜこの地に祀られるかを雄弁に物語る儀式だと感じる。
この空間は、この儀式にふさわしい聖なる胎内ともいえる場なのだ。

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実はブラックホールとホワイトホールは表裏一体なのだ。

ブラックホールとホワイトホールの関係というけれど、作用反作用の関係と考えたら実はそのまま重力の発生メカニズムではないだろうか。

物質が空間を歪めているエネルギーがホワイトホールに、出てきた現象がブラックホールに対応するとみていいのではないだろうか。

物質が空間を歪めているエネルギーがホワイトホールに出てきた現象がブラックホールに対応するとしたら、これを一般化すればどうなるか。

重力は、物質が空間を歪めるエネルギーである斥力とこれによって引き出された引力からなるということになる。

遠方の光の赤方偏移とは、遠方まで累積された斥力としての重力のエネルギーが原因だ。

遠方まで積分された物質が空間を歪めた斥力のエネルギーが、遠方から来ている光のエネルギーを減衰させる。

光のエネルギーの減衰は周波数の減少になるしかないので、当然ながら赤方偏移が起こる。

物質が空間を歪めて生成する斥力のエネルギーは、遠方に行くほど累積するのでエネルギーの減衰した光の赤方偏移はどんどん大きくなる。

結果として、遠方の光ほど赤方偏移が大きくなるので遠方の宇宙空間ほど見かけの加速度が大きくなる。

重力には引力しかないと思い込んでいるから、宇宙空間は遠方の方ほど膨張していると錯覚してしまったというのが現実ではないだろうか。

通常の重力の発生メカニズムのモデルは、二次元近似だ。

だが実際に重力の発生しているのは三次元空間だから、重力の発生メカニズムは本来ならば三次元で考えないといけない。

視覚的にわかりやすいので二次元近似モデルは魅力的だが、厳密さには欠ける。

厳密さに欠けた二次元近似モデルでばかり考えていたから、物質が空間を歪めるエネルギーの存在を見落としていたのだ。

重力波の式と電磁波の式は、似た形式になる。

言い換えれば、どちらも似たメカニズムで発生している波ということになる。

電磁波が振動する電荷から出てきたのなら、重力波は振動する物質から出てきたとなる。

絶対零度でも止まらない物質の振動と言えば、物質波がある。

この物質波が、物質が空間を歪めて発生している斥力を遠方に次々と送り出して空間から引力を引き出しているのではないか。

だからこそ、電磁波と重力波の式の形式は似ているのではないか。

ブラックホールとホワイトホールが一つの現象の表と裏としたら、ブラックホールから特異点などは本質的に消えてしまう。

むしろ、圧縮限界に達したブラックホールはいつか爆発すると見た方が良い。

連鎖反応的に爆発したブラックホールの発した衝撃波が、ボイド構造を作ったのではないか。

無数のブラックホールによるボイドに挟まれた空間で、私たちの銀河を含む天体は生まれた。

この空間で起きた現象は、膨張宇宙論で展開されたものと基本的には変わらない。

決定的な差は、空間の膨張を考慮していないところだ。

無数のボイドに挟まれた無数の領域で、無数の宇宙空間が生まれた。

だから、無数の泡宇宙モデルとか平行宇宙とかパラレルワールドとか、SFまがいな解釈が生まれたのではないか。

このプロセスは無限に繰り返す可能性を持っているので、振動宇宙モデルも出てくることになる。

どうだろうか。

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宇宙定数と重力波を考える。

膨張宇宙論で宇宙定数が注目されるようだが、アインシュタインが引力で速攻で潰れないよう苦し紛れに入れた引力と大きさが同じで向きが反対な作用。
これって、作用反作用の法則と違うのって誰も突っ込まないのが謎すぎる。

物質が時空をゆがめると言うが、どうやって歪めるのか誰もメカニズムを問題にしないのも謎すぎる。

宇宙定数は、引力を生じさせる時空の歪みと関係ないのか?
引力と宇宙定数が作用反作用の法則でつながる可能性は、ないのか?

そもそもブラックホールは、二次元で近似された時空の蟻地獄みたいな図が有名だが時空は3次元の空間と1次元の時間が合わさったもんだろ。
ブラックホールは無限に深い穴ではなく、極限まで圧縮された時空を大質量天体の周囲に描くのが物理的には本当じゃないのか。

なんで物質の周囲で宇宙定数が測定できないかと言えば、ベクトル合成で引力しか現象してないように見えるからだろ。
重力波と電磁波は似た形式の式になると、聞く。
引力と宇宙定数が作用反作用の法則で繋がれば、電磁波と同じ形式で重力波の式が書けても不思議じゃない。

電場と磁場も、作用反作用の法則とみていいはずだ。
作用が電場で、反作用が磁場だろうか。
電場を持つ素粒子のスピンで、磁場ができるのだから。
物質の零点振動が宇宙定数を産み、時空から反作用として引力が生じるのだろう。
時空の歪みが引力なのだから。

電場の回転の歪みが磁場を産み、物質の零点振動が宇宙定数と引力を産むのだろうか。
これは、想像に過ぎないけどね。
電子はあまりにも小さいので数学の点のように見ていいとみられているが、質量を持つ以上どんなに小さくても大きさがありスピンは実際に回転しているはず。
そして、時空にねじれを産んで横波の電磁波が生じる。
物質は零点振動しているので周囲に粗密波が産まれ、重力波が生じる。

零点振動の、正の方向で宇宙定数が負の方向で引力が交互に生じて伝播しているのが重力波ではないか。
これはまだ、仮説だが物理的には無理がないはずだ。

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陰陽だけで説明していいですか。

七支刀も蛇行剣も祭祀に使われたのは明らかだけど、問題はどういう理由が考えられるかだ。
恐らく、陰陽思想が関係あるだろうがそれだけではない。
七支刀の七は、まず思い浮かぶのが北斗七星だ。
北斗七星は中国で「天帝の乗る車であり、四方を司る神」とされそこから発展して、北斗七星は人々の長寿や豊かさを司ると考えられた。
陰陽道でもその考えを取り入れ、「属星祭」という祭として北斗七星に対する信仰が行われるようになる。
蛇行剣は、蛇をその長さから息や声の象徴としてとらえて神の言葉を地上におろす儀式に使われたのかもしれない。
陰陽が表の顔とすれば、裏の顔がカッバーラとの関わりだ。
七支刀はその形からメノラーの変形の可能性があるし、蛇行剣も聖書の癒しの青銅の蛇と関わりを疑ってもいいかもしれない。
何しろ日本の文化は一皮むけば、聖書を連想出来るものがいろいろあるという指摘もある。
イスラエルで失われた十支族を探している組織があるが、シルクロードに沿って分布しているという。
その東の端に、日本がある。
失われた十支族の大半が、日本にきたかもしれないという声もある。
あなたはどう見るか。

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重力は引力と斥力からなると考えれば問題はシンプルになる。 If we consider gravity as consisting of attraction and repulsion, the problem is simple.

興味深いのは、重力に関する式が電気や電磁場に関する式と極めて似た形式で書けることだ。

It is interesting to note that the equations for gravity can be written in a very similar format to those for electricity and electromagnetic fields.

だが、電気には正と負があり磁気にはSとNがあるのに対し、重力には引力しか見つかっていないと言う難題が立ちはだかる。

However, the conundrum lies in the fact that electricity has positive and negative powers and magnetism has S and N, while gravity only has an attractive force.

とは言え、この問題を解く手がかりはある。

However, there are clues to solving this problem.

引力は集中するのに対して斥力は発散する、引力は弱いと言えども強まっていくのでそれなりに実感しやすいのに対して斥力はただでさえ弱い上に発散によってさらに弱まるので実感困難になると考えれば良いのだ。

While the attraction is concentrated, the repulsive force diverges, and even if the attraction is weak, it is strengthened and is easy to feel, while the repulsive force is already weak and further weakened by divergence, so it is difficult to feel.

宇宙の観測で見つかった赤方偏移が宇宙膨張の証拠と見られたのも無理はない、重力が引力と斥力と考えるのは当時も今も困難だからだ。

No wonder the redshift found in observations of the universe was seen as evidence of the expansion of the universe, because it was and still is difficult to think of gravity as attraction and repulsion.

重力と加速度が区別がつかないと言う考えは斬新過ぎて十分に普及していたとは言い難い段階で、見つかってもいない斥力を加速度と区別がつかないと考えると言うのはハードルが高過ぎるのだ。

The idea that gravity and acceleration are indistinguishable is too novel to be widely used, and it is too high a hurdle to think that an undiscovered repulsion force is indistinguishable from acceleration.

ブラックホールは蒸発によって消えると言う説があるが、斥力を想定すればブラックホールは爆発によって消える。

There is a theory that black holes disappear by evaporation, but assuming repulsion, black holes disappear by explosion.

銀河の中心には巨大ブラックがあるとわかってきたが銀河は銀河団を構成するので、一つの巨大ブラックホールの爆発は衝撃波によって連鎖的にそれぞれの銀河中心にある巨大ブラックホールを崩壊させないだろうか。

It has been found that there is a supermassive black at the center of the galaxy, but since galaxies constitute a galaxy cluster, will the explosion of a single supermassive black hole cause the collapse of the supermassive black hole at the center of each galaxy in a chain reaction by a shock wave?

いくつもの銀河団の崩壊はやがていくつもの超銀河船団の崩壊に繋がり、衝撃波は圧縮された時空とボイドを生み出す。

The collapse of several galaxy clusters eventually leads to the collapse of several supergalactic fleets, and the shock waves create compressed space-time and voids.

膨張宇宙論で考えられている時空膨張の正体とは、ボイドの発生と膨張の事だったのだ。

The true nature of space-time expansion as considered in expansion cosmology was the generation and expansion of voids.

圧縮された時空からは物質が析出して私達の宇宙が生まれるが、私達の宇宙に満ちる引力は物質と時空のせめぎ合いによって生じ零点振動となって観測される作用によって斥力と共に生まれる。

From the compressed space-time, matter precipitates and our universe is born, but the gravitational attraction that fills our universe is generated by the conflict between matter and space-time, and is born with repulsive force by the action observed as a zero oscillation.

膨張宇宙論を生み出す原因となった赤方偏移は、アインシュタインによって宇宙定数として認識された斥力の悪ふざけだったのだ。

The redshift that gave rise to the expansion cosmology was a repulsive prank recognized by Einstein as a cosmological constant.

恐らく、ダークマターやダークエネルギーの問題もこの解釈で説明可能となるだろう。

Perhaps the problem of dark matter and dark energy can also be explained by this interpretation.

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宇宙定数はブラックホールを特異点から解放するだけでなく宇宙の運命まで決める。 The cosmological constant not only frees the black hole from the singularity, but also determines the fate of the universe.

宇宙定数は、アインシュタインによって引力と大きさが同じで反対向きに働く作用とされる。

The cosmological constant was defined by Einstein as the force of equal magnitude and opposite direction to gravity.

引力は、万有引力とも言われるように全ての物資に働く力だ。

Gravitational force, also known as universal gravitational force, is a force that acts on all matter.

宇宙定数が引力と大きさが同じで反対向きに働く作用であるのなら、引力と同じように全ての物資に働くはずだ。

If the cosmological constant is the same magnitude as the gravitational force and acts in the opposite direction, it should act on all matter in the same way as the gravitational force.

当然、ブラックホールも例外ではないはずだ。

Naturally, black holes should be no exception.

ブラックホールの内部では、引力と宇宙定数の動的な均衡状態が働くので特異点の出番などないのだ。

Inside a black hole, there is a dynamic equilibrium between gravitational pull and the cosmological constant, so there is no singularity.

なぜ、宇宙定数はなかなか見つからないのだろうか。

Why is the cosmological constant so difficult to find?

引力が中心に集中するのに、宇宙定数は中心から発散するのだ。

The cosmological constant diverges from the center while the gravitational force concentrates at the center.

物資の表面が全体的に見れば外に凸、つまり、曲率が正なので、どうしても宇宙定数は中心から発散せざるを得ない。

Since the surface of matter is outwardly convex when viewed as a whole, that is, the curvature is positive, the cosmological constant must diverge from the center.

狭い範囲であれば引力と宇宙定数は近似的に平行と見なせるので、引力と宇宙定数の動的な均衡状態が働く期間が生じる。

In a narrow range, the gravitational force and the cosmological constant can be regarded as approximately parallel, so there is a period of dynamic equilibrium between the gravitational force and the cosmological constant.

そして、動的な均衡が働く曲面の内部に物資の集積が起こる。

Then, materials accumulate inside the curved surface where the dynamic equilibrium works.

引力による物資の収集が進めば、引力によって集積された物資の間に働く宇宙定数の作用が引力による圧縮に打ち勝つ段階に達する。

As the gravitational collection of materials progresses, we reach a stage where the action of the cosmological constant acting between the gravitationally accumulated materials overcomes the gravitational compression.

引力と宇宙定数の動的な均衡が破綻する臨界点を超えると、ブラックホールは崩壊し爆発的に内部に集積された物資が拡散する。

Beyond a critical point where the dynamic balance between gravitational force and the cosmological constant breaks down, the black hole collapses and explodes, releasing the materials accumulated inside.

この過程でも、重い元素が生成する。

This process also produces heavy elements.

問題は、超巨大ブラックホールの崩壊の場合だ。

The problem is the collapse of supermassive black holes.

強力な衝撃波が周囲に拡散し、連鎖反応的にブラックホールの崩壊が起きる可能性がある。

A powerful shock wave spreads to the surroundings, and a chain reaction may occur that causes the collapse of the black hole.

充分に大きな衝撃波であれば、新たなボイドを発生させることができる。

A sufficiently large shock wave can generate new voids.

そして、一つでもボイドが発生すれば連鎖反応的に今あるボイドが崩壊し、新たなボイドが宇宙空間を満たしてボイドの間に再び銀河の生成が始まる。

If even one void is generated, the existing voids will collapse in a chain reaction, new voids will fill the outer space, and the formation of galaxies will begin again between the voids.

宇宙定数は、引力による宇宙の崩壊を防ぐだけでなくブラックホールを特異点から解放し宇宙の生成と維持と消滅の全過程を説明する極めて単純明快な作用だ。

The cosmological constant is a very simple and clear function that not only prevents the universe from collapsing due to gravitational force, but also releases black holes from singularities and explains the whole process of creation, maintenance and extinction of the universe.

追記

postscript

量子論の側からも重力を含む説明が出来る理論が展開され、ブラックホールは無限には潰れない可能性が示されそうな方向性が示されそうだと言う。

Quantum theory has also developed a theory that can explain gravity, and it seems likely that a black hole will not collapse indefinitely.

だが相対性理論にアインシュタインによって苦し紛れに導入された宇宙定数と引力が作用と反作用の関係にあると言う古典力学の考え方を復活させても同様な結果が得られるばかりか、ボイドの発生のメカニズムだけでなく宇宙の誕生の過程まで説明出来る魅力的な理論が作れる。

However, reviving the classical mechanics idea that the cosmological constant and the gravitational force are in an action-reaction relationship, which was introduced into the theory of relativity by Einstein, would not only yield the same result, but also the void generation mechanism. Not only that, but we can create an attractive theory that can explain the process of the birth of the universe.

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